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2016年12月4日日曜日

世界から猫が消えたなら

久々に私の涙腺は崩壊しました

久々というかこれほどまでに泣いたことはない気がします


ストーリーについては 詳しくは本や映画の商品紹介からも見れると思いますが

30歳にして突如脳腫瘍で余命幾ばくかという状態になってしまった
主人公と一緒に住んでる猫と家族と彼をとりまく周りの人たちとの物語です
悪魔?から 何かを失う(この世から消す)代わりに自分の命を一日だけ伸ばせる という誘い?を受けて
彼は ひとつずつ モノを 失っていくわけですが…

いざその場になると
そのモノが消えるだけではなくて
そのモノを通じてできた 大切な恋人、親友、家族…との出会いや縁 までも失われてしまう

そして 記憶もリセットされて 出会ったこともなかったことに 彼は赤の他人に

それを繰り返す中で最終的にたどり着く場は? 
そのとき彼が下した判断は?



というかんじで すべてはいわないでおきます

自分的には 出てくるキャラの性格が好きです

主人公はおだやかな性格で 「もしも」が口癖で少し優柔不断

元カノはサバサバしたかんじだけど彼のことよくわかってる

親友は映画オタクで暗そうだけど主人公思いでイイやつ

母は本当にやさしくて理想の母

父は仕事一筋の職人気質的で頑固親父 あまり感情を素直にはあらわせない

旅で出会ったバックパッカーは自分らしく生きる明るい人

猫はかわいかったです 最初から最後まで


これらの人たちがいて特徴的で より物語が盛り上がります


僕は 特に濱田岳さん演じる親友がすごくよかったです

使う言葉が 映画みたいに少し臭いところがあるんだけど

そこがまたよくていい言葉だと思えた

そして 明日には死ぬことを彼に告げられたあとの親友の行動は特に胸にぐっときた


父も イイ味出していて 思っていても言葉にださない そんな堅物な感じがかえって良かったです

それと主人公は佐藤健さんですが るろうに剣心のイメージが強かったですが
こんな感じのふわっとした人物もまたいいと思えました

ストーリー前半のふわっとしたかんじ

中盤のドラマティックかつドラスティックにかわっていくスピード感と
出会いを振り返る過去の場面のおだやかな感じ

そして すべてを受け入れた最後のすがすがしい感じ

どれもすべて楽しめました


モノや人、出会いから 自分というアイデンティティを今一度考えるきっかけになる
逆にそれらを失うことで 「自分」というものを失っていく…

仮に生きながらえても 生きる中でアイデンティティを失っていくのであれば
それは死んでいくのと同じこと

だから彼は…

すべてを悟った彼は これまで大切なモノを奪ってきた悪魔?を許すことができ
最後には 「ありがとう」と言う 

かけがえのないものに気づかせてくれたから



そんな趣旨だと思いました





そして未だに余韻から抜け出せず涙が流れます

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